日本酒初心者向け 日本酒の楽しみ方②(精米歩合編)

酒は、「人間を駄目にするもの」ではなくて、酒は、「人間というものは、もともと、駄目なもんだ」と教えてくれる。

飲みすぎて、世の中も駄目、俺も駄目、お前も駄目、と人に絡んだりする事がありませんように・・・

(故 立川談志師匠と高田文夫氏とのやり取り)

日本酒造りは、精米から始まる。あれは、駄目、これは、駄目、と削られる。

よく削ったお米は、雑味がなく、スッキリとした日本酒となる。

そんなお米で作った日本酒を飲んで、どうか私も雑味のないスッキリとした人間になれますように・・・

このお米の削り(磨き)具合を精米歩合と呼びます。(以下 磨き)

目次

精米歩合

最近の日本酒が、美味しく飲みやすくなったのも、この精米技術の進歩では、ないでしょうか?

普段、白米を食べる時に、お米を一粒一粒、見ながら食べている人は、少ないでしょう。

今度、食べる前に茶碗の中のお米を見つめてみて下さい。その一粒一粒が、磨かれているのです。

どの程度磨いているかを精米歩合と表されます。この磨き具合は、酒の味わいを大きく左右します。

普段食べているお米で精米歩合90%前後

精米にかかる時間は、70%で10~30時間、35%で70~100時間(酒蔵により違いあり)

米の表面の糠は、精米歩合60%~50%の段階でほぼ削り取ることができます。

こだわりの精米歩合

多くの人が知っている「獺祭」その精米歩合なんと23%

なぜ23%なのか?

他社が24%のお酒造りを始めたとかで、同じものを作ってもしょうがない。だから23%にしたそうです。

獺祭の美味しさを的確に表現できたのは、23%だったそうです。

23%の精米時間は、4日~5日

精米し、削り取った米糠や米粉の行方

精米歩合の話をしてきましたが、お米の半分以上は、削られてその行方が気になるところ。

動物の飼料や、お菓子の材料、最近では、米粉を使ったパンなどスーパーでよく見られます。精米した時に出てくる赤糠は、米油の良質な原料として需要があります。それでもまだまだ廃棄する部分があるようです。

食品ロスが騒がれる昨今、日本酒造りにおいても今後の課題では、ないでしょうか?

まとめ

日本酒って専門用語多いし、種類も多い。何を選んでいいのか?大吟醸やら、辛口?わけわからん、、、ほんとそう思ってました。そんな初心者だった自分が(今も初心者)今まで飲まなかった事に後悔した。旅行に行けばその土地の日本酒も楽しみだし、スーパーに買い物行った時も何が置いてあるか楽しみだし、友人が日本酒にハマっていたら盛り上がるし、人生が少し楽しくなります。次は、精米歩合から日本酒を選んでみてもいいかもしれませんね。飲みすぎには、ご注意を・・・

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