NHK連続ドラマ小説「らんまん」からみる、江戸時代の酒造り!時代背景と、照らし合わせ徹底考察

4月から始まったNHK連続ドラマ小説「らんまん」江戸時代末期に酒蔵の跡取りとして生まれた万太郎。ドラマの内容は、おいといて、日本酒の伝統的な造りは、江戸時代に広く一般的になったと言われています。そして万太郎のモデルとなったのが、牧野富太郎さんです。幼少時代の酒蔵でのシーンは冒頭で終わりかもしれませんが、日本酒好きとしては、気になった事をまとめてみました。(随時更新)ホーム

目次

牧野富太郎

1862年5月22日生まれ~(文久2年4月24日)

1957年(昭和32年)1月18日 没

高知県高岡郡佐川町

日本の植物学者「日本の植物の父」といわれ多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威である。

酒蔵「峰屋」のモデルは、ここか?↓↓↓

        

高知県のお酒

日本酒の伝統的な造りは、江戸時代に広く一般的となった

江戸時代(1600~1867)の酒造り

  • 火入れの一般化
  • 三段仕込みの定着化
  • 杜氏制度の確立
  • 活性炭素ろ過の一般化

ばいかおうれん

参考資料:牧野日本植物図鑑

第一週「バイカオウレン」1話(4月3日放送分)

この日は、「甑倒し」の日であり、酒蔵で働いてくれた人達と宴を開く日でした。万太郎もご馳走やお菓子を楽しみにしていました。

甑倒しとは?

江戸時代から、日本酒は、新米が収穫された後の冬場を中心に年間必要な量の酒を造る「寒造り」が主流となりました。

米を作る農民にとって、冬の仕事がない時に酒造りが行われることから、出稼ぎの場となっていました。

冬の間、酒蔵に寝泊まりして、酒を造り、一年の作業を終えたら自分の土地へと帰るのです。

甑倒しとは、その年の最後のもろみを、仕込みそれを終える事。「こしき」とは、古くから使われている日本酒の原料である

お米を蒸す為の桶のような蒸器。もろみの仕込みが終了することで、「こしき」が不要となり倒してかたずける事から、

「甑倒し」といい、酒造りの作業が終わり、造り手への感謝と良い酒が出来るように宴を開くのです。

この集団が杜氏集団の始まりなのである。

第一週「バイカオウレン」4話(4月6日放送分)

「おなごが蔵に入ったら、いかんですき」

お灸を嫌がる、万太郎を押さえつける竹雄。その後、押さえつけた竹雄に対して八つ当たりをする。それを見た綾(姉)が、万太郎を叱る。すると万太郎は、酒蔵に逃げ込みます。綾が万太郎を追って酒蔵の前に。酒蔵から、漂ういい匂いに吸い寄せられ女人禁制の酒蔵に入ってしまう。

江戸時代~明治初期の酒蔵は、なぜ女人禁制なのか?

当時、酒造りは、寒造りという手法が取られていました。冬場に造った方が、お酒は、美味しくなる。冬の厳しい寒さの中、大量のお酒を造る作業は、かなり体力を使うので、男の仕事とされていたそうです。酒造りの大事な役割は、麹菌と微生物の酵母です。この二つがあってお米が、酒になる。

しかし、江戸時代には、菌や微生物の存在は、よくわかってなかったようです。酒造り=神聖なもの=普段関わらない女性が入ると良い酒が出来なくなる。と当時このような風習が広がっていたのでは、ないでしょうか?

きんせいらん

第二週「キンセイラン」7話(4月11日放送分)

綾は、酒蔵の当主だけ、受け継ぐことができる酒造りの本を読みふけっていました。それを祖母に注意された。しかし、女性が入ることを禁止されている酒蔵に入った時の、あの匂いが、忘れられない、蔵に入った時、何かが生きているような気がした。と綾は、言っていました。

酒蔵の匂いの元とは?何かが生きているとは?

朝ドラでの場面を見ると、酒造りも終盤。醪(モロミ)造り~酒搾りの段階でした。

江戸時代より定着化した、酛に、さらに麹、蒸米、水を三回に分けて加えた、三段仕込み。

一度に大量に仕込むと、雑菌が繁殖しやすくなります。酵素によって糖化されたブドウ糖を食べて、酵母が発酵し、アルコールを含んだ醪(モロミ)ができます。

綾が感じた忘れられない匂いは、この酵母の発酵の香りでは、ないでしょうか?そして、何かが生きているとは、蔵に住む酵母菌かもしれませんね。

第三週「ジョウホトトギス」11話(4月17日放送分)

綾は、酒造りに益々、興味を持ち続けている。そこへ、幸吉が現れる。その年から、「麹屋」の責任者となったと告げる。酒造りに興味が、あると幸吉に相談すると、酒蔵に入らなくても酒造りは、教える事ができます。と言われ秘密の酒造りがはじまる。

幸吉の麹屋とは?酒造りの役割とはいったい?

酒の醸造元を酒蔵、又は、蔵元

酒蔵で働く人達を、蔵人

蔵元の代表者を、蔵元

酒造りの責任者を杜氏

蔵元と杜氏の間で契約を結んで、酒造りのすべてが、杜氏に任される。

蔵人の役職と役割

社長杜氏酒造責任者、蔵の管理、帳簿管理、醪(もろみ)の仕込みなど。
専務杜氏の指令伝達、蔵人の指揮、麹仕込みなど
部長麹屋麹用蒸米の取り込み、麹室の仕事全般
部長酛屋酛立ての仕事全般、醪仕込み
課長釜屋釜焚き付け、米洗い、米量り、
課長船頭酒搾り上槽を担当
係長炭屋ろ過担当
事務員道具出し酒造用具の管理、洗浄、水の運搬
平社員追廻洗い物、米洗い、水汲み
会長 蔵元 その蔵の代表者

キツネノカミソリ

第五週「キツネノカミソリ」21話 (5月1日放送分)

万太郎と綾は、後悔のない生き方を、すると誓い、それを竹雄が見守りました。万太郎は、植物学、綾は、酒造りをと誓いあう。

女性が、本格的に、現場で酒造りが始まったのは?

明確な、記録は、ないようですが、本格的に酒造りの現場に女性が参加し始めたのは、男女雇用機会均等法成立以降とされています。成立が、1985年(昭和60年)です。この誓いの場面が、万太郎(牧野富太郎さん)の初めての上京(1880年頃)頃ので、綾の酒造りの誓いから、約100年後です。女性が、酒造りに直接関わる、という誓いは、それは、それは、長い月日を経て、実現したこととなりました。現在では、女性杜氏の誕生で、日本酒造りが様変わりしています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次